かすかべ時遊帳

かすかびあんの時遊で気ままなブログです。

今更ですが、他人の話しを“きく”ということを考えてみました

スポンサーリンク

いつも“歴史”という、どちらかと言えば、少しかび臭い話ばかりなので、今回はちょっと一休み。

普通、他人の話を“きく”ということは、簡単なようでなかなかできませんね。特に私は苦手。  

すぐに「でも」とか「だって」なんて言ってしまったり、話を途中で遮ったりしてしまいます。これ、私の悪い癖。

それでも、昔、カウンセリングを少しかじったことがあります。

その時、話を“きく”の“きく”を表す漢字には三つあることを知りました。

三つの“きく”

一つ目は「聞く」で英語では「here」。

この漢字は、どちらかと言えば受動的なきき方。普通「きく」と言えば、この「聞く」を使います。

イベントや式典などでのお偉いさんの挨拶、特に高校野球の甲子園での開会式や閉会式などではあまり興味を持って“きく”ことはありませんよね。そう言うときは、この「聞く」。暑いので早く終わって欲しいのが本音。

二つ目は「訊く」英語では「ask」。

言偏に“やいば”なので、口つまり言葉も使って“やいば”のよう鋭くきく、問いただす。訊ねる。国会での質問にはこの「訊く」を使うのでしょうね。普通にこれをやっていると誰も側に寄って来ません。

三つ目は「聴く」英語では「listen」。

耳偏に十四の心となっているので、積極的注意深くきく。また、四は横にすると目になるので、耳、目そして心を持って注意深くきく。心つまり話し手の感情、気持ちもきく。

と、こんな内容でした。うろ覚えなので、違っていたらごめんなさい。

当然、カウセリングでは、三つ目の「聴く」を重視します。耳を傾けるつまり「傾聴」ですね。

講座そのものがカール・ロジャーズの「来談者中心療法」でしたので、「受容、共感、自己一致」をひたすら学びました。

でも、講座を受けたからと言って、何かか劇的に変わった訳ではありませんが、少しは他人の話を聴けるようになったかなと今は思っています。

巨耳細口

それから、社内の「管理監督者研修」で、「巨耳細口(きょじさいこう)」と言う言葉を知りました。「きょじんさいこう(巨人最高)」ではありません、念のため。

この四文字熟語は、中国の諺「巨口細耳(きょこうさいじ)」を文字つたものと言われています。

中国では、声高に高圧的・威圧的になったり自分の主張ばかり言うことを「巨口(きょこう)」と言い、他人の意見に耳を貸さなくなることを「細耳(さいじ)」と言って、功なり名を遂げた人が自身の戒めとしている言葉だそうです。今の中国を見るとまさにそうですよね。

つまり、偉くなればなるほど、周りの人たちの意見や進言、時には耳の痛い話にも謙虚に耳を傾けろ、と言うことだと思います。

職場でも、平社員の時は、謙虚で控え目であった人が一旦出世すると、いつの間にか人が変わったように傲慢になって、自分の命令や意見を通そうとして、他人の忠告や進言に耳を貸さなくなる人が多いですよね。現役の時、私の周りにもそのような人が多くいました。

と言うことは、このことは、今も昔も古今東西あまり変わっていないということですね。

今回の米朝首脳会談をテレビでみて、側近の進言に耳を傾けた指導者とそうでなかった指導者の違いを感じました。どちらがとは、いいいませんが。

 

自分も翁になって、人の話をよく聴くとは言いがたいですが、今一度、この「巨耳細口」という言葉を“謙虚”に噛み締めてみたいと思います。

でも、夫婦関係は、どちらが巨耳で、どちらが細口かわかりません。

 

今日は、終日雨だそうですが、愛車の定期点検に行ってきます。

 

記事とは直接関係ありませんが、とても参考になった書籍です。おすすめです。

プロカウンセラーの聞く技術

プロカウンセラーの聞く技術