かすかべ時遊帳

かすかびあんの時遊で気ままなブログです。

俳人加藤楸邨の原点はかすかべ

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 かすかべは、TV番組『プレバト‼』でお馴染みの夏井いつき先生の四国・松山には、遠く及びませんが、俳句の盛んな街と言われています。江戸時代の俳人松尾芭蕉、増田眠牛、そして今回は、現代の俳人加藤楸邨(かとう・しゆうそん)。

 春日部駅東口を出て右の方のコンビニと銀行の前通りは「ブロンズ通り」と呼ばれている通りです。

 今は一方通行の狭い通りですが、昔は、春日部駅東口のメイン通りでバスが通っていたとのこと。春日部駅東口が区画整理されるまで、唯一のバス通りだったそうです。ビックリ‼

 その「ブロンズ通り」と「学校どおり」との交差点の信号右脇が俳人加藤楸邨旧居跡」です。今は集会所の建物になっています。案内板以外痕跡すら残っていません。

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仲町集会所
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案内板

加藤楸邨旧居跡

 加藤楸邨(本名健雄)は、日本の現代俳句を代表する俳人の一人。楸邨は明治三十八年生まれ、昭和四年旧制粕壁中学校教師として赴任し八年間この地で暮らし、同僚に勧められ俳句を始めた。

 当時、定期的に粕壁医院(現安孫子医院)に来ていた水原秋桜子と親交を持ち秋桜子主宰の「馬酔木」に参加、次第に頭角を現した。

 昭和十二年教師を辞し、俳句の道に進み昭和十五年自らの「寒雷」を、創刊・主宰し、「人間探求派」の俳人として名声を高めた。

 楸邨は、生涯で、十二句集を刊行、芭蕉研究など多くの著書を残した。「寒雷」からは、金子兜太をはじめ多くの俳人を育て、平成五年七月三日、八十八歳で亡くなった。

当時の句に「籾摺りて文学もあらず腹減ると」

          「かなしめば鵙金色の日を負ひ来き」

   畔塗りて

       新しき野が

            息づけり

        平成二十ニ年十二月吉日

          春日部観光協会

          春日部市仲町町内会

  日本の現代俳句を代表する俳人加藤楸邨が俳句の道に入ったのはこの春日部です。当時、楸邨は新婚だったとか。

※旧制粕壁中学校=現在の埼玉県立春日部高校

※馬酔木=あしび   ※鵙=もず

 すぐ近くには俳人水原秋桜子ゆかりの安孫子医院があります。水原秋桜子と言われても名前程度の知識ですが。

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孫子医院

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   安孫子医院の場所には、11階建てのマンションが建つという掲示板が立っていました。側の道路も拡幅工事が予定されています。1年も経つとこの辺の景色も変わっているのでしようね。この景色もこのブログが見納めかもしれません。貴重かも。

 大落古利根川沿いの遊歩道には、「春日部地域文化研究談話会」が管理する俳句専用の掲示板が設置されています。また、隣には投句箱も設置されています。春日部俳句連盟が選句し、毎月掲示板に掲示されているようです。結構投句される方は多いんですね。『プレバト‼』を視ても夏井先生の添削にただ感心するばかりで自分には知識も才能もありません。投句の決まりごとは、この場所で詠むことだそうで、機会があれば勇気を出して投句してみようかな、と思っています。もちろん“才能ナシ”でしょうが。

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投句箱もあります。

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奥の細道  曾良随行日記

巳三月廿日 日出、深川出船。

 巳ノ下尅 千住ニ揚ル。

一 廿七夜 カスカヘニ泊ル。江戸ヨリ九里余。

一 廿ハ日 マヽダニ泊ル。カスカヘヨリ九里。前夜ヨリ雨降ル。辰上尅止ニ依テ宿出。間モナク降ル。午ノ下尅、止。此日、栗橋ノ関所通ル。手形モ不入。

 

解説

 曾良随行日記のこの記述から奥の細道の旅の芭蕉が第一夜を春日部に泊ったことが確実視されています。新町橋は江戸時代に古利根川に架かっていたので芭蕉曾良新町橋を渡って日光への道を急いだものと思われます。

(旧暦三月廿日…新暦五月十六日)

(辰上尅…午前七時半ごろ)

(午ノ下尅…午後一時半頃)

 
春日部藤まつり俳句大会

 春日部では、毎年4月下旬に春日部駅西口で開催される「春日部藤まつり」に合わせて俳句大会が行なわれています。今年も4月26日(金)に開催されます。春日部情報発信館「ぶらっとかすかべ」で案内文をもらってきました。

奥の細道芭蕉一泊目の里
平成31年春日部藤まつり俳句大会のご案内

松尾芭蕉奥の細道の旅の一泊目の宿をとった春日部は、当地で俳句を始めた加藤楸邨をはじめ俳句との縁が深い地です。また、国の天然記念物の、牛島の藤や1kmに及ぶ藤通りなど藤の街でもあります。この芭蕉を記念するとともに、春日部藤まつりの関連行事として俳句大会を開催しますのでお誘い合ってご参加ください。

大会要領

日 時 平成31年4月26日(金)受付開始9時30分・開会午後1時

会 場 春日部市民活動センター(ぽぽら春日部)4階会議室。隣接のララガーデン等有料の駐車場があります。

春日部駅西口下車徒歩約5分)

(〒344−8578 春日部市南1−1−7  

  TEL048−731−3550)

主 催 春日部市俳句協会

協 賛 春日部観光協会

後 援 春日部市

記念講演 講師  國學院大學栃木短期大学 日本文化学科教授 塚越義幸先生

演題   「『奥の細道』旅立ちその後―黒羽から白河まで―」

   なお、事前投句の締め切りは、3月11日(月)当日消印有効。募集句は四季雑詠2句1組・何組でも可。(ただし、未発表作品。極端な類句、類想句は入賞を取り消すことあり)投句料は、1組につき1000円。

投句先  〒344−8585  春日部市粕壁東2--2--29

春日部市観光協会内  藤まつり俳句大会実行委員会 ※持参も可。

その他、当日の投句もできます。当日句の席題は、当日属目句(その日のこと)か、当季雑詠(季語が入る句)で、2句提出、午前11時に締め切られ、順位が付けられ、表彰されます。2019年は芭蕉の旅立ちから丁度330年目。俳句大会も盛り上がることと思います。

  なお、詳しいことは、春日部市の春日部観光協会(TEL048--763―1122)までお問い合わせください。くれぐれも電話番号をお間違えないようにお願いします。

 

 ブログは、Webサイトとは異なるものと言われているそうですが、自分の場合、どうしても長い文章になってしまいます。画像も入れますので、読む人が限定されるのかもしれません。

 このブログは、自分のためのものでもありますので、これからもめげずに書き続けていきたいと思います。