かすかべ時遊帳

かすかびあんの時遊で気ままなブログです。

冬の主役はユリカモメ!

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大落古利根川に架かる「古利根公園橋」

 この橋は、昭和59年(1984)に市制30周年を記念して造られた日本でも珍しい橋上公園です。全長は79メートル。

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冬の主役は、君だ「ユリカモメ」!!

 でも、何故一羽なの? もしかして、名前は、ジョナサン? それとも、“ヒトリ”という鳥かな?

 ジョナサンとは、1970年代に公開されたアメリカ映画『カモメのジョナサン』のあのジョナサンです。仲間と離れて交わらない孤高のカモメ、ジョナサン。内容は忘れましたが、タイトルだけは今でも覚えています。 

 そう言えば、「やもめのジョナサン」というのもありました。

 菅原文太さん主演の映画『トラック野郎』シリーズで愛川欽也さん演じる、相棒の“やもめのジョナサン”、と言う架空の人物です。でもジョナサンには、奥さん(確か春川ますみさんが演じていました、それに子沢山)がいましたよね。なのに、何で“やもめ”なんでしようか?

 やはり、カモメのジョナサンからパロった(パロディ化した)んでしようか。わかりません。

 因みに、この『トラック野郎』というタイトルですが、当時流行っていた映画『男はつらいよ』シリーズで、渥美清さん演じるフーテンの虎さんに対抗しようと、トラを食う(凌ぐ)という意味で、トラを食う野郎、つまり『トラック野郎』としたのだそうです。文太さんが亡くなった時の追悼番組で知りました。制作の方は、よほどパロディが好きだったんですね。

 前振りが長くなりました。そろそろ本題に入ります。

 春日部市の市鳥(市長ではありません)は、ご存知の通りユリカモメです 。因みに東京都の鳥もユリカモメ。

 また、ユリカモメは漢字で「百合鴎」と書くカモメ科の鳥です。色が百合の花のように白いから「百合鴎」とする説、河口の入り江に多く生息しているので、入り江のカモメが転じてユリカモメとなり、花の百合の字が当てられ「百合鴎」となったとする説など諸説あるそうです。なお、カモメ、シロカモメ、セグロカモメ、ウミネコなども仲間の鳥だそうです。

 ところで、

「名にし負はばいざ言問わむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」  

(なにしおはば いざこととわんみやこどり わがおもふひとはありやなしやと)

 有名な『伊勢物語』や『古今和歌集』にある歌です。その『伊勢物語』(九段・東下り)には、その鳥は、「白い鳥で、嘴(くちばし)と脚(あし)が赤い」とありますので、業平が見た都鳥は、やはりこのユリカモメだったのでしょうね。この由来に関する石碑が、春日部八幡神社の入り口に建っています。

 公園橋の少し上流にある新町橋のすぐ上流に左から合流しているのが「古墨田川」、大落古利根川に合流(昔は流れる方向が今と逆だったとか)しています。文字通り“古い墨田川”なので、もしかしたら、在原業平もこの辺にきたのかなあ、と考えると、春日部市民としては、ロマンが膨らみます。 

 また、芭蕉35歳の時の句に、

「塩にしてもいざ言伝えん都鳥」

(しおにしても いざことづてん みやこどり)

 という句があるそうです。

 都(京都)に帰る俳人仲間に対する餞別の意味で読んだ句とのことで、都へ帰る友に、「都鳥を塩漬けにしてでも持って帰ってください」、と言う意味だそうです。芭蕉にかかるとユリカモメは、塩漬けにされてしまうのですね(もちろん比喩だと思いますが)。

 この句は、先の歌をパロった(パロディ化)もの、と言われています。それにしても、洒脱な句ですね。

 芭蕉も当然、伊勢物語や古今和歌集を知っていたと言うことで、興味深いですね。

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欄干の上はラッシュ状態 押さないで、ハイ整列 番号! 1 2 3 …

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こっちにも、 欄干は、君達の“落としも”ので少々汚れ気味、お帰りの節は、綺麗にしていって下さいね。

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ふうーっ、風が強くて疲れました。

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よっ、ご両人.!

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川面には、大勢のユリカモメ固まっています。もしかして、ユリカモメのミナサン(ジョナサンではなく)ですか?

 古利根川のユリカモメは、11月中旬頃に遠く、ユーラシア大陸、カムチャッカ半島の方から日本に飛来して、3月初旬頃には、再びかの地へ飛び去って行きます。

 滞在期間は長くはありませんが、冬の風物詩として、市民を癒やしてくれます。どこかのバーゲンセールみたいですが、「今だけ」

です。見ると本当に癒やされますよ。一度お出かけ下さい。

 

最後に、一言

 春日部には、いわゆる“ゆるキャラ”がありません。一応あるにはあるのですが、“キモカワイイ”ということで、活躍していません。

 そこで、新たな、“ゆるキャラ”として、市鳥のユリカモメは、どうでしようか。

 ユリカモメなので、“ユーリカちゃん”とか、“ゆりかくん”でもいいと思いますが、国際的なスター“しんちやん”に頼らず、春日部を元気にしてくれるかもしれません。タケジイの妄想です。